はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2023〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

『超新星フラッシュマン』感想24

第41話「子供にされたダイ」
りんかい地区をパトロールしていたフラッシュマンは、ザ・ブクロスの襲撃を受ける。ブクロスの吐き出す袋に包まれ、小学生ぐらいの子供になってしまうダイ。記憶まで肉体年齢相応に戻ってしまい、成長した姿の4人の事がわからないダイは、地球の犬に驚いて逃げ出してしまう。
ダイを探す為、時村夫妻の手を借りるフラッシュマン。時村夫人・節子の「あなたの母さんよ」という呼びかけにより、姿を見せたダイに、節子は母親として接する。だがその時、サー・カウラーが現れ、「それはおまえの母親ではない」と、無駄な精神攻撃(笑)
傷ついて再び逃げ出してしまうダイ、それを追いかける、時村夫妻とフラッシュマン
3年に1回ぐらいはありそうな子供化エピソードに、親子の情愛を絡めた話ですが……『フラッシュマン』は、こういう話をもう少し前から盛り込ねば良かったのに。スミレちゃんとかやってないで(笑)
時村夫妻はタイムマシンネタから再登場までの間が空きすぎだったので、こういう話を中盤(2クール前ぐらい)に入れておけばもう少しお互いの位置づけが深まって良かったのになぁ。まあその頃はカウラー登場〜グレートタイタン編で、それどころでは無かったのですが。そういう年間の構成は難しいシリーズですし、仕方ない面はありますが、終盤にこう使ってくるなら、年間通してもう少し出せば良かった。
しゃしゃり出てきたカウラーに不満を見せるケフレン。だがカウラーは、親子の愛情がこの作戦を失敗させるかもしれないと指摘する。

部長「おれは宇宙せましと駆け巡り、あらゆるものを見ててきた。その中で一番厄介なのが、愛の奇跡というやつだ」
専務「なに……愛の、奇跡」

この終盤に来て、なにこの押しっぷり。
39話以来、、私の中でケフレン×カウラーが超熱いので、鼻血出そうですよ!(おぃ)
ここで、社長訓辞。
「愛などというものに、メスの改造実験は負けん」
ありがとうございました。
子供となったダイを始末しようと襲いかかるワンダーラ課長と獣戦士。乱戦の中で、ブクロスに追われて逃げるダイを追う時村夫人は、母親のふりをしている内に段々その気になってしまったのか、ダイの名を叫びながら駆け寄り、獣戦士の攻撃から身を呈してかばう。
……まあこの人も、あの博士(発明狂の変なおじさん、近所ではたぶん以下略)の奥さんを何年もやっているわけで、それなりに素養があるわけです。
それはそれとして、
博士、奥さん守れよ
怪我を負いながらも、ダイを守る時村夫人。だが二人は、ブクロスの袋(タイム風呂敷的な何か)に包まれてしまう。
……しかし、ダイ的には更なる幼児化ですが、奥さん的には若返りなので、この展開は、OKかもしれない
ダイが赤子にされてしまうかと思われたその時、時村夫人の涙がダイの手にこぼれ落ち、なぜか、袋が内側から破裂してダイ復活。
時村博士「母が子を想う気持ち、子が母を想う気持ち。君達二人の愛が、奇跡を呼んだんだ」
意味はさっぱりわかりませんが、カウラー部長の見立てが正解だった模様。しかしなぜ、解説が他人事っぽいんだ博士(笑)
復活したダイを加えたフラッシュマンはブクロスを撃破。
なお今回は、今更だけど出来る限り何とかしないと、と思ったのか、グレートタイタンに新カット。より接写のあおり構図で登場しましたが、まあ、何をどうやっても動かせないので、どうしようもない。しかし戦隊ロボにおける、
デカさは強さ
というのは、『フラッシュマン』辺りが走りなのですかねー。
まあ、商業的に玩具と玩具を繋げる都合上、強化するほどデカくなる、というのが正しいのですけど(笑) カンゼンゴーカイオー(『海賊戦隊ゴーカイジャー』)も、ダマラスさんとの対比でやたらに大きかったからなぁ。グレートタイタンの、動かない・圧倒的・光線で滅殺は、個人的には後の最強圧殺兵器キングピラミッダー(『超力戦隊オーレンジャー』)を思い浮かべますが。
そういう点では、『メガレンジャー』なんかはロボットがスマート路線(スーパーギャラクシーメガは典型的な強化合体ですが、メガボイジャーはなんと、回避能力重視)なのですが、毎年のロボット傾向というのも、分類すると割と面白いとは思います。この辺りは当然、玩具展開・前年の売り上げ・今季のテコ入れ、が複雑に絡むのですが、メタ分析に解釈をつけて本編設定と絡ませる、というのもまた一つの楽しみ。
メガレンの場合は、早川が悪いで済むので楽ですが(笑)
話戻って、戦いの後、獣戦士の攻撃を受けたショックで、20年前の記憶を取り戻したと語る時村夫人。
彼女の記憶によれば、20年前に攫われた赤ん坊は、女の子だった!
博士の記憶では男
夫人の記憶では女
果たして、真実はどちらなのか…………圧倒的に、信用できないのは博士ですが。
解決する気ないだろ、脚本家(笑)


第42話「泣くな!女戦士」
と思ったら、まさかの引きネタ……!
早速、時村夫人にアプローチを仕掛ける、サラとルー
……まあ、男供も序盤にそれをやりましたね。
しかしここに来て、序盤からのイエロー優遇政策が一周回って、ピンクの方がちょっと引いた所で頑張る女ポジションになりつつあるのは面白い(笑) サラは「可愛い」通り越して、女の嫌らしさが滲み出てきているような……。
まあ、ヒロインはネフェルさんですけどね!
記憶が戻ったとはいえ、はっきりと子供の顔を思い出せない時村夫人。悩んだサラは、地球観測センターでUFOの記録を調べる事を思いつく。一方その頃、街ではワープロやパソコン、TVなどの中を自由に移動できる電磁タイプの改造生命体ザ・デスコンが出現、人々をゲーム機の中やTVの中に取り込んでしまう。更にリー・ケフレンは、デスコンの能力を持って、ラボーのメインコンピューター中枢にある秘密のデータを探ろうと画策していた……。
電子機器から電子機器に移動するデスコンの能力をサポートする為、TVを担いで現れる係長達(笑) サラを欠き、苦戦したフラッシュマンは一時撤退。一方、戦闘発生の連絡にも気付かず観測センターで記録を調べていたサラは、遂にUFOのデータの入ったFD(5インチ!)を発見していた。だがそこへ、デスコンが襲撃、なんとかFDを手に入れたサラの元にルーや男衆が駆けつけ、車で逃げ出すが、ネフェルーラの妖獣幻覚に囚われてしまう。
そして姿を見せたカウラーが、指からビームで、FDを破壊。
「おまえ達の過去が、そう簡単にわかってたまるか」
……なんか段々、単なる嫌がらせになってきました。
追いついたネフェルーラは、電子の世界に取り込んだ人間達を人質に、助けたければこの中へ飛び込んでみろ、とフラッシュマンを挑発。罠を覚悟で、魔空空間もといTVの中に乗り込む5人。ここではゲームぽい世界のアクションという事で、横スクロールのステージをくぐり抜け、天狗と戦ったりモアイと戦ったり大忙し。
巨大戦では、フラッシュキングのコンピュータに入り込み自壊させるなど、なかなか頑張ったデスコンでしたが、コンピュータの電源を落とす→入れた瞬間に反撃だ! とおざなりな感じで、キングビーム→スーパーコスモフラッシュ、のコンボで死亡。
そしてラボーでは、メインコンピュータのハッキングをはかったケフレンが失敗。
自分の正体に加え、大帝ラー・デウスの秘密を探ろうとしていた事までカウラーに暴露され、社長に怒られる。
這い蹲るケフレン
見下ろして高笑いするカウラー
うーむ、そっちの趣味は無い筈なんだが……
そしてフラッシュマン達も、20年前の真実に至る手がかりの一つを、失ってしまうのであった。4分の1ほどが破損したFDを、投げ捨てるサラ。川に捨てるな
筋はともかく、内部抗争が激化してくると、面白い。