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『超新星フラッシュマン』感想26

第44話「デウス獣戦士出現」
圧倒的な兵力の差はいかんともしがたいのか、ラボー要塞に追われるハンター達。カウラーとガルダンは難を逃れるが、3人のハンターはラボー要塞に囚われる。
「卑怯者め、降りて戦え!」とサー・カウラーは叫びますが、正面切って殴りあったら勝てないのはわかりきっていますので、無視です無視。
デウス遺伝子液によって強化された遺伝子シンセサイザー(? この辺りよくわかりませんが前後の台詞などから推測すると、そういう感じ)を用いて、捕らえた3人のハンターの肉体にデウス遺伝子を加え、最強の獣戦士ザ・タフモスが誕生する。
ここで何故か、遺伝子シンセサイダーの演奏に係長軍団が悶絶。ケフレンはその姿を見ながら、それが己に何の影響も与えないことを訝り、自らの素性への疑問を強くするのであった。
ラボーを追ってきたフラッシュマンの前に立ちふさがるザ・タフモス。弓矢・ブーメラン・鎌、とエイリアンハンターがそれぞれ使っていた3種類の武器を6本の腕で使いこなし、更に透明化や追加装甲などの変幻自在の能力でフラッシュマンを圧倒する。強力な光線攻撃を受け、何故か開くフラッシュマンのゴーグル。「シャットゴーグル!」したら元に戻ったのですが、どういう意味だったのかは謎。
一時退却しようとしたフラッシュマンは、タフモスの材料となった3人のハンターの生首に追いかけられたりもするが、なんとか逃げ延びる事に成功。空飛ぶ生首が追いかけて攻撃してくる映像は、は割と怖い。
攻撃の手を緩めないメスは、時村一家を人質に、フラッシュマンを呼び出す。だがそこへ割って入ったカウラーがどういうわけか博士を拉致しようとする。ネフェルはタフモスにカウラーを攻撃させようとするが、カウラーへの服従がハンターの本能に擦り込まれていたのか、攻撃できないタフモス。更にその場へ乱入したフラッシュマンは、恒例の「フラッシュ!」で目くらましをして時村一家の救出に成功する……だが。
突然、フラッシュマンと時村一家の間で不可思議なエネルギーが生じ、お互いにはじき飛ばされてしまう。
それは、反フラッシュ現象。
フラッシュ星に生まれ育った者と他の惑星の生命体の間で発生する事がある、拒絶反応であった。
地球人でありながら、地球の人々とわずかにでも触れあう事すら出来なくなってしまうフラッシュマン……物凄い唐突ですが、いったいなんなのか(^^;
そこへ現れたカウラーが、時村博士をデウスを倒すのに必要」と、さらっていく。
とんでも博士が、急に重要人物に。
更に追撃してきたタフモスに苦戦するフラッシュマンだったが、助けに現れたマグが、カウラーのVTRを見せると、タフモスは萎縮。その隙をついてローリングバルカンを炸裂させ、フラッシュマンデウス獣戦士に勝利するのであった。
……前回面白かったのに、今回は唐突感満載で、残念回。
これがあるから、『フラッシュマン』は今ひとつ、盛り上がりきれない。
上げて、落とす。
それが『フラッシュマン』の得意技(^^;
唐突もいい所の反フラッシュ現象ですが、前半、タフモスから攻撃を受けた時にスーツのゴーグルが開く、という演出に関係があったのかどうかは、謎。そのシーン自体、ストーリー的な指定なのか、単なる映像上の演出にすぎないのか、前後に脈絡が無いので判断がつきませんし。仮に関係があって伏線だとすると、デウス遺伝子(液)を含めてのメス側の反応も含めた絡みだとは思いますが、もし後に明かされる伏線だったとしても、このエピソード内でのわけがわからなすぎなので、評価しがたい。
成り立ちそうな解釈と有りそうな展開としては、ラー・デウスもリー・ケフレンも元々はフラッシュ星人サイド→その遺伝子を使用した事で係長軍団には拒否反応が発生→デウス獣戦士の攻撃を受けた事でフラッシュマンのフラッシュ星部分が活性化→地球人との間に反フラッシュ現象発生、とかかなぁ……カウラーの言う時村博士がデウスを倒すキー、というのもその辺りの絡みか。