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『爆竜戦隊アバレンジャー』感想1

◆第1話「アバレ恐竜大進撃!」◆ (監督:小中肇 脚本:荒川稔久
OP、ED抜きで、異世界での戦闘シーンから始まるという、なかなか凝ったOP。
もうこの頃(2003年〜)には、こういう事できたのだなぁ。
砂地を駆ける黒の戦士に向けて、主題歌とともに敵の攻撃が始まる所など、格好いい。そのまま、一通り、ブラックの能力見せ。そして時空の割れ目に飛んでいく巨大要塞。
場面変わって、現代日本の東京で暴れ回る巨大な恐竜達。
とにかく金かけて夜間ロケして、意気込みが窺えます。
いちいちそういう所に感心するのもあまり良くない癖ですが、『クウガ』の盛り上がりと熱量を消してはいけない、と気合いの入った出来。
特定の人間に聞こえる謎の声に導かれ、交差点で出会う、異世界の黒い戦士・アスカ、はっちゃけ気味の女子高生・笑里、恐竜マニアの老人・竜之介。
非常に都合良く無理のある展開なのですが、この3人が戦隊で戦ったら面白いなー(笑)と思わせるのがポイント。
しかしブレスレットは受け取ったものの、笑里と竜之介は変身に失敗。爆竜の声を聞くだけのダイノガッツを持った二人だったが、スーツを着用するには、肉体能力が足りないのであった。危機に陥る3人であったが、そこに現れる、函館から来た整体師と福岡から来た自転車乗り。二人はそれぞれ青と黄色の戦士に変身し、トリケラトプスプテラノドンが正気を取り戻す。最後に残ったティラノサウルスも、病院で寝ていた青年が赤の戦士となる事で敵の洗脳を解き、揃い踏みする3人の爆竜戦士。
彼等の戦いを観戦していた笑里が、「ユニット名決めた!」と、3人を「アバレンジャー」と名付ける、というのが、物凄くポスト・クウガのリアリズム
伝説の鎧を身につけた侵略者エボリアンの戦士に苦戦するアバレンジャーだが、その時、3人のダイノガッツがスパーク。
「怒る!」
スーツが強化モードとなった3人は、荒ぶる肉弾攻撃で敵を圧倒、退ける。
そしてそこに姿を見せる超巨大恐竜……。
あらゆる説明を後回しにして、とにかく敵が来て破壊が起きて戦隊が揃って退ける、という極めて基本的な戦隊1話を金かけて丁寧に作りました、という構成。
細かい所はさておき、街を破壊しまくる恐竜が味方になり、それでもティラノサウルスを止められない所で3人目の戦士が登場して揃い踏み、敵幹部に苦戦した所で「怒る!」モード発動で撃退、と、非常にカタルシス的によく出来た作り。


◆第2話「誕生!アバレンオー」◆ (監督:小中肇 脚本:荒川稔久
超巨大恐竜は、アスカのパートナー、ブラキオであった。移動要塞であるブラキオは3体の爆竜を格納し、アスカ達はとりあえず、竜之介の経営するレストラン、「恐竜や」で話し合う事に。
隕石の衝突による時空の断烈で、二つにわかれた地球、アナザアースとダイノアース。ダイノアースでは恐竜が生き残って爆竜へと進化し、人類のパートナーに。だがそこに侵略者集団エボリアンが出現。エボリアンは爆竜達を奪うと、次の侵略目標をアナザアースと定め、行動を開始。それを追ってきたアスカは、爆竜と通じ合うダイノガッツの持ち主を探し、今ここに爆竜の声を聞ける5人が集ったのであった。
と、アスカさんによる設定の説明。
これからエボリアンと戦おう、と息上がる面々だが、一人、それに賛同しない青担当。
自称年収4億の彼は、命を賭けて戦う対価としてそれを払えるかとアスカに迫り、アスカが言葉を濁すと、ブレスレットを外して去っていく。
ひねポジションで一時離脱した青ですが、通りすがりに潰れた家の外でごそごそしている子供の姿を見て車停める時点で、言い訳のしようがなく物凄くいい人。
もう駄目だ。
エボリアンの空中要塞が街を攻撃、伝説の鎧男の攻撃で赤と黄が苦戦する所に、戻ってくる青。名乗り上げとともに3人揃い踏みし、合体武器攻撃で伝説の鎧男を撃退。そして爆竜と3人が融合し、アバレンオーに爆竜合体。赤の無茶な作戦が功を奏し、空中要塞の弱点である上部を攻撃し、撃破に成功するのであった。
弱点である上空からの攻撃の為に爆竜合体を勧めておいて、爆竜合体したら「合体しても羽は生えません」とのたまうアスカさん(笑)
むしろ、合体したら羽が無くなった気がする。
貴方どうやって、爆竜合体から上空への攻撃に繋げるつもりでしたか。
現状アドバイザー的ポジションながら、アスカさんはあまり深く考えてなさそうなのですが、まあもともとは単騎特攻ひゃっはータイプの戦士っぽいから仕方ないか。
竜之介さんもただのカレーポジションぽいので、この監督不在ユニットの行く末は色々と心配です。
あと、1話で近所の一家に娘?を預けたまま、超放置プレイ中の赤。
全体的に、自由人すぎる(笑)
アスカが青の人にどんなにかかっても4億を必ず払う事を約束し、名乗り合う赤、青、黄。
一方、エボリアンの本拠地では、伝説の鎧の人が、赤い女の人にずんばらりん。そして一人の少女が目覚めていた……。
……あれ、鎧の人、わざわざ中の顔出しまでしたのに、これでリタイア……?(^^;
構造的には非常にオーソドックスな1話・2話ながら、赤が子持ちで丁寧語で素性が一番不明、変身能力を失った異世界人の黒、敵の大ボスが少女、など、中の人物配置で色々とお約束外しを試みており、ここからどう転がしていくか期待。