はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2023〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

やあやあやあ!

石橋雅史がゲスト出演という事で、『星雲仮面マシンマン』24話を視聴。
石橋さんが演じるは、公園でヴァイオリンを弾き、なんでも玩具を修理してくれるとして、近所の子供達に大人気の老人……てこの人、隠居したカー将軍疑惑。
そんな老人が、ある日、庭の掃除中に不穏な気配を感じるや空中一回転、植え込みから放たれた手裏剣を竹箒の柄で鮮やかに受け止める。
「――猿か!」
なんと老人の正体は、前科15犯の忍者泥棒・百地半太夫だったのだ!
しかもゲスト悪役の黒装束正統派忍者・伊賀の猿丸さんに「お頭」とか呼ばれているので、影の軍団・忍者泥棒部隊を率いるという、かなりハイセンスな方だった模様。
レディーMの命令で黄金のオートバイを盗む為に、足を洗った老人に協力を要請する猿丸……とストーリーは定番の時代劇展開。一度は拒否した老人に言う事を聞かせる為、前歴のせいで疎遠になってはいるが老人にとって大切な孫娘を人質とするオクトパス。
オートバイ展の目の前に老人を呼び出し、
「孫の命が欲しければ協力してあのバイクを盗むんだ!」
っておい。
警備員呼ばれるゾ。
警備員呼ばれるといえば、冒頭で彼女(いつの間にかいちゃいちゃする中に)の取材につきあってオートバイ展にやってきた主人公、「それより警備が気になるなぁ」と、しれっと警備システムに挑戦していたのですが、誰も捕まえに来なかったので、結論として、警備はかなりザル。
老人は仕込みクナイで反撃を決め、孫を解放。服を脱ぐや下に着込んでいた忍者装束に早替わりし、潜んでいた猿丸とバトルスタート。全編通して、老人と猿丸の忍者バトルはなかなかの迫力。忍者好きとしては血が騒ぎます。一度は優位に立つ老人だったが、再び孫を人質にされてしまい、危機に陥る。だがその時、猿丸を追跡していたボールボーイから、ニックに連絡が入る。
ドルフィーーーン!!」
他人の家庭の問題だろうがひたすら真っ直ぐに善意をぶつけ、卑劣な悪を許さず変身する、どこまでも陽性のヒーローなマシンマン
発端は、通りすがりの宇宙大学生が地球人の女の子と社会学的な見地からいちゃいちゃしたい、という不純な動機でしたが、宇宙ハイテクを振るって地球人の悪事に首を突っ込む主人公の背景が、好青年の実直な善良さであり、それをストレートにやってくるので、てらいもなければ厭味も無く、独特の魅力を出すに至っています。
老人の危機に駆けつけたマシンマン…………なんか凄い所に立った!
お寺の三重塔の上に決めポーズでびしっと登場。この後、境内で火薬も使ってますが、どこのお寺が許してくれたんだ(笑) それとも、時代劇の撮影用の屋外セットの類か。
マシンマンは立ち回りで猿丸を倒し、カタルシスウェイブで悪の心を浄化。
「俺はなんて悪い事をしてたんだ! 山に戻って、心を入れ替えます」
その前に、自首しろ(笑)
老人と孫は無事に再会し、険悪だった息子夫婦との関係も改善され、めでたしめでたし。
「でも、オクトパスのやり方は卑劣で許せない!」
「これからも気を緩めちゃ駄目だよ。ところで、ファンのみんなからのお頼りだけど、今日は……」
これが噂の、シームレスお便りコーナーか(笑)
湖底のマシンマン基地での今回のまとめから物凄いスムーズなメタ展開で、呆気にとられる暇もありません。しかもその後で、改めて大団円シーンで劇中に戻るという、物凄い構成。
マシンマンは子供が大好きだけど、お年寄りも、大事にしているんだよ」
戦え僕らのマシンマン