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『手裏剣戦隊ニンニンジャー』感想・第18話

◆忍びの18「八雲が愛した妖怪」◆ (監督:加藤弘之 脚本:毛利亘宏)
ハワイから伊賀崎家へ届く、キンジからのエアメール。……撃沈されずにハワイまで辿り着いたのか……というか本当に素直に帰国中なんだ……(笑)
街に妖怪オトロシが出現。洗脳ビームに苦戦するニンニンジャーは、囮作戦を発案。八雲が囮を買って出るが、短時間で効力が切れる筈の洗脳ビームが何故か長時間効果を発揮し、八雲は妖怪と共に姿を消してしまう。
洗脳ネタは前後のギャップが面白みになるのですが、八雲だと、ビーム受ける前と後の演技がほとんど変わらないのは、ちょっと残念だった所。
戦士の勘で八雲の攻撃が本気で無かった事を天晴が見抜き、八雲の様子がおかしかったのは、妖怪の素体が八雲の大事な芝刈り機であった為、と判明。八雲は洗脳されたふりをして、何とか愛機を元に戻せないかと妖怪の身辺を探っていたのだった。
桃「あの芝刈り機は、八雲くんにとって、とても大切なものなんですね」
青「ああ。あれは俺がハイスクールに入学した時に……マミーからプレゼントされたものだ」
赤「たかが芝刈り機にそこまで?」
青「されど芝刈り機! タカにぃにはわかるまい!」
うん、天晴さん、父親愛用の万年筆を素体にした妖怪を大粉砕した後、その前から準備済みだった万年筆を父の日にプレゼントして「無くしちゃったから、丁度いいだろ」って笑顔で言う人だからネ!
父の日回のオチの、天晴さんの“妖怪だから仕方ない”というざっくりぶりが実はちょっと気になっていたのですが、同一脚本家における今回の伏線だったのか(笑)
母親からの思い出のプレゼント、という背景を聞いた上でなお、「え? 芝刈り機でしょ?」で済ます天晴さんが、一周回って格好いいよ!
青「芝刈り機は――イギリス人の誇りだ!」
「……やっくんイギリス人じゃないし」
後ろでは白と黄がこそこそ話しており、ツッコミ役として定着させていく模様。
2人揃ってヒエラルキー低い(ただし白は時々キレる)のでツッコミの攻撃力がいまいち低いですが、無色透明よりは遙かにマシなので、この路線で行くならしっかりこの路線で押していって欲しい所です。
今回、冒頭でほぼネタ割れした上で転がすエピソードにしてはちょっと展開が大人しかったのですが、この辺りでやっとギアが上がってきました。
霞から公開恥辱プレイを受けて4人に真相が明かされた事により、覚悟を決めた八雲はニンニンジャーとして“妖怪”に挑む。
全貌を把握した所で頭脳プレイに持ち込むのではなく、敢えて全員(含む妖怪)の前で事情を暴露し、心から心配している風を見せながら八雲の精神と背中にげしげしと蹴りを入れる邪悪策士がえぐい、えぐすぎる。
八雲は洗脳ビームを手裏剣忍法・鏡花水月で反射すると、必殺剣でオトロシを撃破。何故か自力で巨大化したオトロシに立ち向かうシュリケンジンだが、ドラゴ丸とUFO丸が次々と洗脳ビームを受けて行動不能になってしまう。ビームをかわすには、動きの素早いサーファー丸しかない、とアカ、渡し忘れていた手裏剣で、ハワイ沖に潜伏中だった潜水艦を召喚。
ハワイで現実逃避していたのか、麦わら帽子にアロハシャツ姿のキンジを乗せて、サーファー丸、日本帰国。サーファーシュリケンジンは素早い動きでビームをかわすと、スターの助言もあり、封印の手裏剣をピンポイント攻撃する事で、妖怪を撃破すると同時に八雲愛しの芝刈り機を取り戻す事に成功するのであった。
スターの帰還は予定調和ではありますが、素直に帰国の途上にあった→5人に説得されて翻意する、と、心ぐにゃぐにゃ(笑)
前回、心が弱いのは過去のトラウマのせい→何となくトラウマ乗り越えた(とりあえず幻術は打ち破った)、筈なのですが、やはり、トラウマで心が揺らぎやすいのではなく、「揺らぎやすい」「揺らぎやすい」って言われている内にその気になっているだけではないのか。
弟子入りの為には手段を選ばず、マシンガンを振り回していたあの頃の君はどこへ行ってしまったのか。
作風としてのライトタッチはライトタッチで構わないのですが、「執念」という要素をキャラクターの芯に置いている以上は、それはしっかりと描いてほしい所です。
次回――天空のオトモ忍と……孫悟空