◆wayさん
>『BLACK』では吉川進プロデューサーの下「新しいヒーローを作る」と意気込んでいたのですが、
>結局新しいのは主人公の色とかの表面だけで「宇宙刑事プラスα」にしかならなかったという思いがあったそうです。
今考えると、80年代半ばだしなぁ……という感じですが、スタッフも含めた思想転換も難しかったのでしょうね。そういう点では、スタッフがある程度流れを組んでいる、90年代初期メタルヒーローが挑戦的な事をしているのは面白いですね。
>『RX』の後は「新しくできないならもういっそ棺のままがいい」「仮面ライダーを蘇らせないのが俺の使命だ」とか考えてた時期があったとか。
ああ、そこまで思い詰めていた時期があったのですか(^^;
>『クウガ』にその意図が見えてきても案外偶然ではないのかもしれません。
13年前の約束で、迷える大人が13年後のヒーローに救われる、というのは、高寺さん及びスタッフのある種の決意表明みたいなものはあったのかなーとはつい穿ってしまいます。
◆タイキさん
>言われてみれば「クウガ」の13年前は丁度「BLACK」の年…かなり運命めいたものを感じますね。
五代くんの25歳という年齢設定は、単純に『クウガ』らしいリアリティの産物だったのかもしれませんが、「約束」のエピソードで盛り込まれた要素には、13年ぶりの再挑戦、みたいな高寺さんの想いはあったのかな、と考えてしまう所です。
>メガレン→カーレンで徹底的にギャグやったのでどう作っていいかが分からず前半は迷い「戦隊って何か?」を考える程悩んだ
初期のブレというか、落ち着きの無さはそういうのがあったのですね……。
>クウガ→とにかくストイックの極みだった。切った張ったを繰り返すばかりでいいのか?という従来のヒーローへの疑問を世に伝えたかった
その後、『クウガ』が確立したフォーマットの延長線上で、また新しい切った張ったをしている、というのはなかなか因縁ですね……。
>こうしてみると高寺氏は90年代の総纏めとゼロ年代への橋渡しの両方を担った、かなり凄い人なんじゃないでしょうか?
『響鬼』でああいう形になってしまいましたが、90年代半ばからの重要な作品の担当ですよねー。『カーレンジャー』で一度、行く所まで行ったのは戦隊シリーズに大きな影響を与えたでしょうし。