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『宇宙刑事ギャバン』感想2

#3「大変だ!黒星博士のベム計画を阻止せよ」
サブタイトルが、たまらなくいい(笑)
アバロン乗馬センターに普通に客が……と思ったミミーで、冒頭からイチャイチャと二人並んで馬を遠乗りする一条寺烈とミミー。2話のラストでハンターキラーさんも悔しがっていましたが、この二人はイチャイチャしすぎだと思います。
コム長官も、毎度美人秘書を脇に立たせて現れるし、宇宙警察はどうなっているのかッ。
自ら怪しい老人の扮装をして、動物を昆虫網で捕まえて歩く黒星博士(宇宙食の世界的権威)。その目的は、地球の生物を地球以外の環境でも生きていけるように改造し、宇宙へ輸出?するという「ベム計画」の実験の為だった!
「はぁっ!」と気合いの声とともに昆虫網が広がって動物を捕まえるという映像はなかなか面白く、後半、実験の対象を人間に変えた際に、小さくされた子供達が、ビーカーに掴まっているという映像も面白い。
あわや子供が改造手術される、という寸前にギャバンが間に合うのですが、ここで、鳥に変身したミミーが人間の姿に戻っているのですが、それは子供達に見せてもOKなのか?
一方、黒星博士は、マクー上級構成員に変身。
もともと地球人だった黒星博士がマクーに忠誠を誓う事で宇宙人に変身できるようになったのか、そもそも宇宙人が地球人に化けていたのかは不明。後者だとすると、マクーの地球侵略はけっこう長期的な事になりますが、大ボスが出馬してきたのが1話からで、それ以前からも少しずつ地球侵攻の手筈を整えていたという事なのかなぁ……?
ギャバンの父、宇宙刑事ボイサーも、地球で活動中に行方不明になったという事実が今回、明るみに出てきますし。
しかも、その時にボイサーに増援として呼ばれたのが、宇宙警察を裏切る前のハンターキラーとか、思いつきで書いたようなネタでけっこう時系列が難しくなっているのですが、ボイサーはいつから地球にやってきて現地人の女(ギャバンの母は地球人)に子供を産ませたのか、そしてその息子をいつからバード星で育てる事にしたのか、とか、ちゃんと辻褄合うのかなー(笑)
ハンターキラーさんといえば、珍妙な格好のまま、トラックの助手席に平気で乗っている所にときめきます。
もう少し時代が下ると、戦隊物で敵幹部が人間に変装(役者さんの素顔出し)したりするのも定番ネタ化しますが、この時代はまだそういうのは無かったのか。
#4「死を呼ぶ魔人兜」
冒頭から、「魔人兜」とか「宇宙伝説」とか「宇宙考古学」とか「宇宙文字」とか「光コンパス」とか脱力系キーワードが山ほどナレーションされる、脱力展開。特に、どうしてそんな分野が発生したか皆目見当のつかない「宇宙考古学」を専門とし「宇宙文字」を解読した地球人の教授、はいったい何者だ(笑) バード星人か、バード星人なのか!?
そして、第1話で「これはミサイルの破片だ」などと宣っていたUFO好きの人が3話に引き続いて登場で、微妙にセミレギュラー化。今まで、通りすがりに二言三言話した事があるだけなのに、顔を見て「小次郎さーん」って、いつの間に下の名前で呼び合う仲になったのか、ギャバン
コム長官による魔人兜の来歴は、



5千年前、どんな人間でも被ると無敵の力を手に入れる魔人兜の為に、それを巡ってバード星は戦争に明け暮れていた

よーし、宇宙の果てにある地球とかいう星に隠してしまえ

以後、バード星は平和と知性を手に入れた



地球、大迷惑


しかし宇宙刑事の無双ぶりを見るに、コンバットスーツには恐らく、魔人兜のテクノロジー(?)が利用されているのでしょう。
その魔人兜ですが、奪ったマクーの構成員が被って出てくるも、ギャバンダイナミックで斬殺。「5千年の間に魔力が失われたのか……」と、しまらないオチ。
3話はちょっと面白かったのですが、今回はいまいち。
地味な所では、大した活躍もできず、1話で実に3回も「ファイナルキック」を喰らったサソリモンスター、哀れ。
さて事件が無事に片付き、愛車のジープでドライブ中のギャバンとミミー。
ミミー「久しぶりね、二人でこんなにゆっくりするなんて」
先週も、馬で遠乗りして同じ事を言っていたような。
その時、バイクで走るハンターキラーさんを目撃(恐らく、意図的な嫌がらせ
追いかけようとするギャバンに、
ミミー「ほっときなさいよ、あんな男」
仕 事 し ろ
そしてナレーションが「デートをする暇もないのだ」って、もう公式なのか、このイチャイチャ(笑)
……そうかこれが、『ジバン』における、直人×このみのイチャイチャに繋がるのかもしかして。