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『超新星フラッシュマン』感想21

第35話「星空のデュエット」
束の間の休日……アストロ球団ばりの殺人テニスに興じるフラッシュマン
その際に、サラが身につけていたイヤリングが壊れたのをきっかけに女の戦い、勃発
口汚く罵り合う女二人を遠巻きに見守る男衆、リーダーも役に立たず。
ルーがカフェテラスの椅子を引き倒し、場外乱闘モードに入りかけたその時、ワンダーラと獣戦士ザ・ガラバスが現れる。図らずもフラッシュマンの仲違いに割ってはいる形になったメスは、ワンダーラとザ・ガラバスの合体攻撃を発動。なんとガラバスの超音波を受ける事で、ワンダーラの必殺技「タイムストップ3秒殺し」が、6秒にパワーアップするのだ!
ラボー内部で、合体攻撃の成功に喜ぶリー・ケフレン。
「それゆえ、フラッシュマンのダメージも今までの2倍! いや、3倍!」
ゆ、ゆで理論?!
何とかその場を逃げ出したフラッシュマンが対策を練っていると、ワンダーラ&ガラバスが、何故か幼稚園を襲撃。救出に赴いたフラッシュマン、戦闘中にもつれてお遊戯用のピアノに倒れ込んだ際に鳴った不協和音がガラバスを苦しめ退却させた事から、ある種の和音が、ガラバスの弱点である事が発覚する。
幼稚園なんて、幼稚園なんて攻めなければ良かった……!
いや本当に、登場時にミサイルのような攻撃でビルを破壊したりしているガラバス、何故わざわざ、街の小さな幼稚園を襲撃したのか、全く理解できません(笑)
先生か? 幼稚園の先生とデートしたかったのか……?!
ワンダーラ、そういう趣味だったのか……?!
謎はつきませんが、とにかく、ガラバスとワンダーラの合体攻撃を破るべく、マグの分析により割り出したメロディを、ピアノ連弾で引く事になったサラとルー(ホットウォー中)。一向に息の合わない二人はなじり合う……というかこれ、別に男衆にやらせても特に問題ないよーな(笑) 片方が弾けて、もう一人が誰か……とかいう振りがあったりとかならまだしもですが、何故か自動的に女二人に割り振られているのは、ちょっと違和感。
特にこの後、ジンが「こんな素晴らしい物が地球にあるなんて……」と久々の文化発見ネタでピアノに初めて触れました、的な話を披露するので、条件同じ筈のフラッシュマンでは、女二人にこだわる必要は全く無い筈。まあ、尺の都合でその辺りカットされたりなどあったのかもしれませんが、フラッシュマン独自の文化発見ネタを盛り込む事でかえって、ピアノに対する条件がフラットになってしまったという、あまり良くない展開。本当は5人がひとくさり触って、その内からましな二人、というプロセスを経なくてはならない。
ジンの、「こんなに美しいものがある地球の為に、力を合わせて守ろうぜ」的な説得により、割とあっさりと仲直りする二人。あまり引っ張っても仕方がないのですが、罵りあいは面白かったので、もうちょっと劇的な仲直りが見たかったかなぁ……結局フラッシュマンは、育った環境が特殊すぎる為、一蓮托生で一心同体なので、その辺りも引きずりにくいのですが。
二人が必死にピアノを特訓する中、ワンダーラの挑発を受け、出撃する男3人。何とか時間を稼いで戦うも、遂にタイプストップ3秒殺し×2、でとどめを刺されそうになった時、駆けつけたスターコンドルから流れるピアノ連弾のメロディが、ガラバスの超音波を無効化。そしてサラとルーの息のあった強烈な攻撃で、ガラバスを完全撃破。
……今回の話の最大の問題は、そもそも「タイムストップ3秒殺し」の時点で、充分フラッシュマンに勝っていた筈なんだが……という事(^^; 妖獣士も登場時にフラッシュマンを圧倒していたのが、すっかり忘れ去られてしまいました。一応その後、フラッシュマンはパワーアップしているわけですが、その後に妖獣士と正面から戦っていない為、力関係が不透明。例えば強化フラッシュマンに一度はっきり負けた上で、課長も更なるパワーアップを図る、という展開だと、流れ的にも演出的にもすっきりするし盛り上がるのですが。
フラッシュマン』は作品全体通して、その辺りがあまりにも適当。
2号ロボも全然出てきませんし。
というかこれは前にちょろっと書きましたが、あまりに映像的に動かしようも盛り上げようも無いので、各監督に出すのを嫌がられているとしか思えないレベル。
まあ結局、悪の組織に要求されるのは、“どう巧く負けるか”であり、負け方が巧いほど視聴者としては納得して楽しめるのですが、メスはその辺りが、とにかく下手。いかにも、脚本の質的向上が成されていくまだ前夜の作品ではありますが。


第36話「ドッキリ不思議虫」
広瀬さん素顔出し来た!
ネジなどの金属を食べて、体から金を生み出す“黄金虫”。人間に扮装した係長軍団が子供達にそれをばらまくが、勿論、金を生むなど嘘八百で、その正体は、獣戦士ザ・メタガスの体から生まれるメタガス虫であった。メタガス虫は金属を食べる事で金属を溶かす腐食ガスを発生させる力を持つ。子供達を利用して広範囲で同時に破壊活動を行おうという、サー・カウラーの作戦であったが、たまたま潜入した小学校で子供達が黄金虫を持っているのを見たジンに、気付かれてしまう。
「俺にも一つくれないか」と近所で虫を配る係長軍団の元へ乗り込むジンさんが格好いいのですが、「この虫はメスの改造生命体だ!」って断言しているけど、もしかしたらケチな詐欺とかイタズラかもしれないので、もうちょっと確認した方がいいと思います。
正体を見破られた係長軍団は攻勢に出、更にサー・カウラーとエリートハンター軍団も登場。ウルク・キルトに獣戦士も加わって久々の豪華揃い踏み。パワーバランスの問題は上述しましたが、パワーアップした筈のフラッシュマン相手でも、相変わらず部長が強すぎて、勝てる気が全くしません。ハッキリ言って、部長が一人でフラッシュベースに乗り込めば、それで全て終わる。……まあ逆に、グレートタイタンをラボーに突っ込ませれば、それはそれで終わりそうなのですが(笑) テコ入れ幹部なので仕方ない面はあるとはいえ、部長は正直、強くしすぎたと思う(^^; 最終的には『フラッシュマン』だから“なんとなく”勝ってしまいそうな気はしますが、正直、復讐の超戦士フラッシュマンを持ってしても、相討ち爆死ぐらいしか、部長に勝つ手段が今のところ思いつきません。
追い込まれるフラッシュマンだったが、いよいよという時にラボーが飛んできて、メスの社員を全員回収してしまう。
どうも今回の作戦は部長の独断専行だったようで、リー・ケフレンお怒り。


「カウラー、おまえはいつからメスの幹部になったのだ。宿無しのハンター風情が、身の程をわきまえろ!」
珍しく、怒りを露わに手にした杖で部長を叩こうとする専務、それをはっしと受け止める部長。
「そういう貴方こそ、未だにフラッシュマンを倒せないではありませんか。あまり、お威張りにならぬ方が」
言ってしまいました。
そして専務に顔を近づけ、囁く部長。
「私は貴方がそもそも何者なのか存じております。本当の正体を、その素性を」
「なんの事だ」
「……ふふふふははははは、はははははははははっ」



ナレーション:――ラー・デウスに次ぐメスのナンバー2と自認していたケフレンは、この時から、自分への疑問を抱くようになったのである。

おお遂に、話が動いた!
専務いきなり、アイデンテティが揺らぐ。
とうとう終盤へ向けてのメスサイドの布石が置かれて参りました。
一方、黄金虫の回収を急ぐフラッシュマン
小学校の体育館で出会った少年達から黄金虫を取り上げようとするジンだったが、「おまえが欲しいんじゃないのか?!」と逆になじられる(笑) 追いかけている内に、川に落ちて流される黄金虫。よくよく話を聞くと、少年達は、ヴァイオリンを弾く憧れの同級生女子に、いいヴァイオリンをプレゼントしてあげたくて、黄金虫の出す金が欲しかったのであった。
…………同級生男子にヴァイオリンをプレゼントされたら、女の子は引くと思うけどね……。
怪しげなものに手を出す子供達と、子供独特の世界に対して空回りする大人、の構図など、この辺りちょっと<ウルトラ>シリーズを想起させる円谷っぽい展開。
その後、街のあちこちで腐食ガスが発生して大混乱、の図を見て子供達は納得したが、いつの間にか、川に落ちた黄金虫を追いかけて少年達の一人が姿を消していた。それを慌てて追いかけるジンと少年達に、他のメンバーも合流する。
ダイ「世話を焼かせるやつめ」
ジン「そう言うなよ。好きな子が居ても、声もかけられない連中なんだ」
なんで、なんでそんな上から目線なのジン……!
少年を助け、獣戦士&エリートハンター軍団と戦闘。
部長直属のエリートハンター軍団は、あっさり退場してもあれだけど、かといって正直ここまで出続けるとは思いませんでした。
そして今回は山田稔監督がフラッシュタイタンを使ってくれました!(いや、基本的には脚本との話し合いでしょうが)
長石監督とかロボット戦嫌いらしいので、タイタンボーイ→グレートタイタンの二段階とか、やりたがらないんだろうなぁ(笑)
その話を知ってから改めて『メガレンジャー』見ると、ギャラクシーメガ他の瞬殺回はだいたい長石監督なので、監督がメガレンジャー戦力の凶悪化を進めた事がわかります(笑)
次回予告から全く期待していなかったのですが、意外に手堅くまとまっていて、普通で面白かったエピソード。
……次回がなんかまた、凄そうですが。