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『爆竜戦隊アバレンジャー』感想19

◆第35話「アバレナデシコ七変化たい!」◆ (監督:坂本太郎 脚本:荒川稔久
マホロさん早くも大人気で、恐竜や、かつてない混雑風景。
横田さんの台詞により、
「あの字が外国に修行」
という設定になっている事が判明。
アスカさんが「あの字」扱いなのも今回初ですが、横ちゃんさんはたまに出て、いい味出しております。
そんな中、恐竜やにアスカの作っていた『愛する人へ』という作品が創作工芸コンクール佳作を受賞し、展示されるという報せが届く。マホロの記憶を取り戻すきっかけになる事も期待し、コンクールへと向かう女性陣。
まだ幸人さんの視線が微妙にきついとか、細かい演出がいいところ。厨房に立っているのは素晴らしく似合いませんが。
一方、ベッドに倒れる壬琴の寝首をかこうとするヤツデンワニであったが、リジェの攻撃を受ける。そのリジェは再び苦しみだしダイノアースへ戻ると、デズモゾーリャ様が憑依し、「力の石を探せ」とミケラとヴォッファに告げるのであった。
らんる・マホロ・エミポン・舞ちゃんの4人がアスカのつくった腕輪(ダイノアースのエンゲージリング)を見ている会場に乱入するトリノイド・ハゲタカライチ。その目的は別の展覧会で飾られる予定の隕石――デビルストーン。変身して立ち向かうらんるだが、ライチボンバーを受けてエネルギーを吸収された事で爆竜チェンジ不能となり、行く先々で変装しながら逃げ回る事となる。
しかし、名古屋を愛する脚本家の描く福岡出身のキャラがなぜ星野阪神にあやかる……!
逃げ回るらんるに業を煮やしたトリノイドは、デビルストーンとアスカの腕輪の交換を要求。らんるを騙してデビルストーンを手にするが、そこへ赤と青が駆け付け、青がデビルストーンに取り付けた超小型爆弾(らんる製)とともに、逃げ去る事に。
「ほっといても、トリノイドは、おだぶつさ」
りょ、凌駕さん、前回の影響がまだ少し残ってませんか?!
だがそれでは、石と一緒にアスカの腕輪も吹き飛んでしまう! らんるは慌ててトリノイドの後を追いかける。
自転車→自動車→重機と来て、大型トラックを使ってのアクションは格好良かったです。
そうこうしている内にライチに吸われたお互いのパワーが戻り、爆発まであと15秒。爆竜チェンジしたらんるは見事に石を取り返し、哀れハゲタカライチは人類の科学力で木っ端微塵
……とは流石にならず。爆発に耐えたハゲタカライチはデビルストーンを失った怒りの力でアバレンジャーに襲いかかるが、突如現れた伝説の鎧に斬殺される。その太刀筋に、アスカの面影を見る3人。だが、突如苦しみだした伝説の鎧はどこへともなく姿を消してしまう。果たして、その中身は、アスカだったのか……?
予想通りの展開ではありますが、テンション最高潮のアスカさん+伝説の鎧とか、文字通りに最強の敵ですね……。
巨大化したハゲタカライチは3人がスティラコに乗り込み、ブラキオの出番無し、ロボット形態に変身もしないまま、ざっくり撃破。怪人の時はけっこう強かったのに……(^^;
そしてデビルストーンの入手に失敗したエヴォリアン本拠地では、「もう猶予がない」という言葉とともに、リジェが完全に意識を失ってしまう……果たして、リジェは、デズモゾーリャはどうなったのか?!
一方、今回の騒動で停電したエレベーターの中に閉じこめられる事になったマホロは、脅えて泣く舞を抱きしめている内に、わけもなく涙が流れてくる事に戸惑っていた。アスカの腕輪を手にし、脳裏に浮かぶ朧ろな映像……らんるはそんなマホロと、アスカを絶対に再会させたいと心に誓うのだった。
正直、影が薄くなっていたらんるを、マホロのフォローも含める形で絡め、新たな存在意義を与えました。終盤に向けて効いてきそうな布石で、これは良かった。次回は幸人×トリケラ回ですが、この辺りで終盤に向けて3人の立ち位置の確認及び立て直し展開、といった所になるのかしら。