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『烈車戦隊トッキュウジャー』感想9

◆第9話「思いは片道切符」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:小林靖子
なんて酷い作戦なんだ。
これまで悪の組織による数々の酷い作戦がありましたが、今回は歴史的に見てもかなり上位の部類に入るのでは(笑)
特にあの後の男子高校生の心の傷は計り知れません。
ゲストキャラの千葉さんはあれ、タチの悪いナンパ師にしか見えなかったのですが(障害物競走に一緒に参加していた彼女?がいつの間にかフェードアウトしているし)、クローゼから助けた時点でマリオネット能力の影響下にあって本人の責任ではない、という事なのか。正気を取り戻した後にミオの事わからなかったようではありますし。
それにしても、女の子を格好良く助けたつもりになって気易く頭とか撫でる男は、最後は格好悪く逃げればいい、みたいな念を感じずにはいられませんが(笑)
で、
「あたし、やっぱり守る方が落ち着くみたい」
と来る辺りはまあ、安易なお姫様を描きたくない小林靖子らしい流れだな、と。
5人揃って戦闘になった所で、
「頼りないかもだけど、時々は、学級委員役、交代させてね」
と、女の友情を乗り換えで表現したのは凄い鮮やか。
ここでこれにOPを重ねてきたのは、監督の巧さ。
それにしても、当初よくわからなかった乗り換えがどんどん物語の中に組み込まれていっている結果、脚本家が自分で自分のハードルを上げまくっていますが、これはどこかで下がるのか(笑) 毎回やる上で毎回しっかり意味を持たせるとなるとかなりハードル高いと思うのですが、どこまでやれるか行方に注目。
予告で出ていた新ロボ・ディーゼルオーは、ディーゼルレッシャーのみだとロボットに大きさ足りないよなぁと思ったら、サポートレッシャー同士で合体。1号ロボを弱めずに登場した2号ロボですが、引き続き、動きにくそうです(^^;
そして、2号と4号は内心、「え? 俺ら男同士で座るの?」と思っているに違いない。1号と3号と5号は何の不満も無さそうだけど。
あと、ライトがあまりにお爺ちゃんを好きすぎて、ディーゼルレッシャーは途中で殉職しそうな気がして仕方がありません。大丈夫か、ディーゼル
次回予告、

トカッチ、大大大大大ピンチ!!!
「トカッチ、夕焼けに死す」
トカッチ、絶体絶命!!!

て、
何度目だ、トカッチ。
トカッチはその内、2話に1度ぐらいのペースで死にそうになるのではないだろうか。
ただのコメディリリーフを越え、新しい芸風を切り拓こうとしているパイオニアな気がしてきた。