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『烈車戦隊トッキュウジャー』感想30

◆第30話「誕生日のお祝いは」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:大和屋暁
カグラは夢でミオの誕生日を思い出してなりきりでケーキを作ってみるが、試食させた男衆の感想が芳しくない事から、強引に頼み込んで街のパティシエからケーキ作りを習う事に。残りのメンバーもミオには内緒でサプライズパーティの準備を進めるが、街にウィッグシャドーが出現。撃退に向かったカグラを除く5人は、ウイッグシャドーの特殊能力により、金髪縦ロール+何故か頭上にヒヨコ付きのウイッグを強制装着させられてしまう。
「そのヒヨコちゃんが死ねば、おまえ達も死ぬって事だ」
THE・不 条 理
スーツの上にウィッグ、変身解除してもウィッグ。こんな姿で死にたくない、と珍しくミオがシリアスに弱気になる辺り、やはり女子。
5人は懸命にヒヨコを飼育し、相変わらず紳士度の高いヒカリに促されたカグラはケーキ修行を続ける事に……て、Bパート、ヒヨコの飼育とケーキ作りしかしていない!(笑)
遂にカグラはケーキを完成させるが、帰り道で偶然出会ったウィッグシャドーの攻撃を受け、箱の中のケーキがぼろぼろに崩れてしまう。怒りのカグラの元に5人も駆けつけるが、頭上のヒヨコの命を気にして、大苦戦。唯一、ヒヨコを気にせずに戦えるカグラが懸命に挑む、と珍しく、なりきり抜きで5号の本格戦闘。健闘する5号だったが最強ガール攻撃を破られ、窮地に陥るトッキュウジャー。
しかしその時――5人の頭部が光り輝くと、ヒヨコがニワトリに成長し、巣立ち。
戦闘可能な5号のハイパー化に繋げるのかと思ったら、まさかのニワトリ(笑) これによりウィッグの呪縛が消滅し、反撃開始だ、と1号が手にしたハイパーレッシャーを5号は横取り。しかし、ハイパーレッシャー呼び出しのタイミングでたまたま横に並んだ3号と、肩が連結された状態でハイパー化してしまう。
この一発ネタ?の為に連結アーマー用意したのでしょうか(笑) スーツアクターさんも勿論動きを制限されるし、大胆なネタです。
「大切なのは見た目じゃない。大切なのは、気持ちだよ!」
ケーキ作りの最中、パティシエに問われた“一番大切な事”に辿り着くカグラ――お約束の台詞を、変なハイパー化と結びつける事で作品の個性が活かされ、前後の展開と合わせて、『トッキュウジャー』らしくなりました。“お約束”というのはそれ自体が悪いのではなく、それが作品と連動しているかが大事、という点でお約束中のお約束を用いながら、綺麗に収めた良い使い方。
ダブルハイパー3号&5号は鮮やかなコンビネーションでウィッグを叩きのめすと、6号置いてけぼり(そろそろ、若干寂しくなっている様子)の終電砲でウィッグを撃破し、巨大化後は超超トッキュウダイオーで圧殺。
ナチュラルに最初から超超トッキュウダイオーを繰り出す辺り、皆様なんだかんだで相当フラストレーションが溜まっていた模様(笑)
かくして割と絶体絶命の危機を乗り越えたトッキュウジャーはミオのサプライズパーティーを行い、レインボーラインと並走してどこかへ走り去って行くニワトリ達を見送る。そこへ車掌達からのお祝いという事でワゴンさんが用意した特製ローストチキンを持ってきて、タイミングの悪さに皆どん引き、でオチ。
前回は消化不良でしたが、ナンセンスギャグ回で、大和屋さんが持ち味を発揮。
不条理(ヒヨコが死ぬと死ぬ)に不条理(ヒヨコがニワトリに成長)を重ねてオチ(ローストチキン)にまで繋げる辺りの単発エピソードの構成力はさすが。演出の配分もあるでしょうが、今作の変則3分割放送を活かしてBパートがメタなギャグ要素になっているというのも効きました。
また今作は、メインライターの傾向もあってか、女性メンバー回で可愛い推しがあまり無かったのですが、先頃発売されたキャラクターソングを盛り込みつつ、ヒロイン回なら任せておけ的に、渡辺監督が王道の可愛い演出。『トッキュウ』ヒロインズはグリッタ嬢に食われ気味だったので、この辺りでこれぐらいしたのは良かったと思います。
そして結局、トカッチの最大の敵はカグラ(笑)
ガンバレトカッチ! あと2,3回死にかければ、相手が情にほだされるかもしれない!!
次回、上層部登場にシャドー幹部陣激突?! で、盛りだくさんの予感。前回の例があるので予告であまり盛り上がらないようにしようと思いつつ、大筋もまた動きそうで、期待。