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15年ぶりの『クウガ』メモ#43−#44

「やっぱ、みんなの笑顔、見たいもん。だから、俺は、ただ、俺が出来るだけの無理をしてる……それだけだよ。ジャンだって、桜子さんだって……ね!」 (EPISODE44「危機」)
◆EPISODE43「現実」◆ (監督:金田治 脚本:荒川稔久

  • ゲストの桂木刑事役に、後の窓際騎士ウルザードこと磯部勉さん。
  • 実加ちゃんの出場するフルートのコンクールへ向かう一条。
  • 五代はみのりの保育園へ。同僚の先生、産休で幼稚園から消される。この辺りを、先生からの手紙をワンカット映す、という形で見せるのは今作らしい丁寧さ。
  • 科警研へ戻ってきたゴウラムは、金の力の影響か、枯れてしまう。
  • 花とか買ってコンクール会場へ着いた一条さんは、そこで旧知の桂木刑事と出会う。「事件じゃないか。おまえが花束なんて。遂に彼女が出来たか!」……全警察、注目の話題なのか、これ(笑)
  • コンクールの主催であるARIKAWAジャパンの社長が行方不明で捜査中だと聞かされる一条だが、桂木に促され、とりあえずコンクール会場の方へ。
  • 一方、五代とみのりも一条さんについて――「だって滅多に笑わないんでしょ、一条さん」「……まあな」「息抜きして、ふわーっとした顔、ちょっと見たいかも」「俺も見たいそれ」「ずっとそんなだといいのにね」「うん……」
  • 五代の反応にも、顔を出す“現実”。
  • 出番待ちの実加ちゃんと話す一条――「もうじき未確認生命体は、居なくなりますか? ……第0号も、居なくなりますか?」「……奴等のいい様には、させないつもりだ」
  • ここで「居なくなる」と約束しないのが、一条さんの真摯さであると同時に、今作が頑なに守ろうとするリアリティ。同時に、そのリアリティを突破する存在が五代である、という対比にもなっています。
  • 二人は、お土産のまんじゅうをきっかけに意気投合――「一条さんも、笑うんですね」「……え?」「すいません。なんか、厳しい顔の印象が強かったから」「……そうかもしれないね」
  • 一条さんはこの回だけでやたらに、常に仏頂面の男扱い(笑)
  • コンクール会場へ向かった五代は、謎の白い男を目撃。青に変身して追い、続けて緑で気配を探るが、強烈な気に当てられ、一瞬で白に戻ってしまう。……と、謎めいた白い男の力見せ。そして、クウガの出番確保。
  • 本放送時、さすがにクウガの出番これだけはどうなのだろう……と思ったのですが、改めてまとめて見ると、クウガが変身して現場に向かう所で終わるパターンが何回かあるので、登場秒数的にはそこまで極端に少ないわけではなかったのかもしれない……(^^;
  • コンクール会場のビルでは、リストラを恨みに思った男がARIKAWAジャパンの社長をさらって拳銃を突きつけており、それを取り囲む刑事達に加わった一条は、逃亡した男の身柄の確保に成功。
  • 一連の顛末を目にした実加ちゃんを怯えさせてしまうが、微妙に空気読めない一条さんであった。そこで五代が丁度やってくるが、追い打ちで更に空気を読まない人が登場。
  • 桂木「未確認が居なくなったら、また今日みたいな日が続くぞ」
  • 一条は報告書を書きに署に行く事になり、実加を見送る五代。
  • 「怖かったんです、凄く。その前に笑った顔の一条さん見てたから、たぶん余計に」「そっか……」「なんか、同じ人じゃないみたいで」「でも、ホントの一条さんだよ。そういう一条さんも居るんだ。……怖くてやだけど、どうしようもなく居ちゃうんだ。……でもさ、笑った顔も、ホントの一条さんだから」
  • 報告書を書き終えて、夕陽を見つめる一条さんでエンド。
  • 悪の寓意であるグロンギ怪人を乗り越えて、劇中で人間の起こす犯罪を正面から描き、「怪人の殺人ゲームの終結」と「人間社会の平和」は必ずしもイコールではないという“現実”を描き、境界線の向こう側に一歩踏み出したエピソード。
  • “コミュニケーションの断絶”を悪とし、社会(人間)は如何にしてそれを乗り越えていけるのか、をテーマとして持つ今作において、やりたかった(やらなければならないと思った)事は凄くわかるし、エピソードとしては好きなのですが、フィクションの寓話効果を放棄した事に関しては、もう少し他の手法は無かったのか、とは改めて思う所。
  • この手法を採ったからこそのインパクトであり、どちらかというと、60〜70年代ぐらいの、年1ぐらいのトンデモエピソードを見てしまった、というような捉え方をするべき回なのかもしれませんが。
  • 個人的な好みとしては、このベースになんとかクウガグロンギを絡めて話を作ってほしかった所です。
  • 一応最後に、五代くんが「繋ぐ者」として機能していて、今作におけるヒーローの役割は、きちんと行っているのですが。
  • 好きなのですが、ちょっともやもやする話(^^;

◆EPISODE44「危機」◆ (監督:渡辺勝也 脚本:荒川稔久

  • 何故か一緒に早朝ランニングをしていると五代と一条。一条さん、割ともっさいトレーナー(笑)
  • 五代の「このまま小田原まで行きたいぐらい」という発言に、淡々とかかる時間を答える一条さんは、たまに割と変な人である事がアピールされます。
  • 実は五代は警察の会議に出席する事になっており、松倉本部長と初めての接触。そこで榎田さんから、新開発のマーキング弾と、開発中の神経断裂弾についての話。
  • 息子の授業参観に出る筈だったのに、開発の遅れで会議がずれこんで大変な榎田さん……がエピソードの軸の一つなのですが、榎田さんの場合、今や人命と直結する仕事なので、なかなか厳しいテーマ。
  • 一方城南大学でも、朝から栄養ドリンクが空いていた。というか、気付いたら朝だった。
  • 五代からは、「クウガもっと強くなる方法」、一条からは「究極の闇をもたらす者について」、新たな碑文の解析をせっつかれる桜子さん。今年度中の修士論文の提出は無理そうです。
  • 前回、ゲゲルスタートかと思わせてぶらり旅に出ていたカブトムシが、修行から帰還。どうやら、発電所で電気を浴びてきた模様で、なかなかエキセントリック。
  • クウガやリントの前に、ゲリザギバスゲゲルさえ、誰一人として、成功させられなかった」「そんなリントだからこそ、殺す意味がある」
  • 「ゲリザギバスゲゲルは当然成功させる。新たな力は元々、ザギバスゲゲルの為のものだ」「――待ってるよ」……遠くから会話に絡んで、ダグバ、ちら見せ。
  • 新たな力は戦うリントにしか使わないと宣言したサムライ系のカブトムシは、警察署へ正面から出入りをかけ、西多摩警察署の男性警察官が全滅するという、大被害。
  • 「榎田さん、大変申し訳ないんですが……」と一条から連絡を受け、小学校へ向かっていた途中の榎田さんは反転。ここで、現場へ急ぐ五代と、科警研へ急ぐ榎田さんのダッシュが重ねられており、「ヒーロー」として等価を与えられているのは、今作の積み重ねが巧く活きました。
  • クウガ緑、警官隊を襲うカブトムシを背中から狙撃 で続く。