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大トミノ祭:『ダイターン3』、視聴完了

最終回感想はまとめるのにもう少し時間がかかるので、明日以降に。
◆第39話「ビューティ、愛しの詩」
ビューティ観光の月への観光宇宙船ラビット号がデスバトルに呑み込まれ、乗客・乗員が人質にされる。万丈を誘うかのように、地上の博物館に着陸するデスバトル。父の心労を取り除こうと居ても立っても居られないビューティが飛び出していき、万丈はそれを追うが、待ち受けていたのは当然メガノイドの攻撃だった!
19話、万丈一行の月への観光宇宙船の試験飛行、というネタが拾われました。
そしてビューティの父が、10年前、破嵐創造博士の研究に出資していたスポンサーの一人だったという事が判明。
ビューティがそれを気にしていた事もわかるなど、最終回目前にして、ビューティの背景付け。まあ別に、ビューティは謎でちゃらんぽらんで何故かなんとなく居る、という立ち位置でも良かったとは思うのですが、それではあんまりだと思われたのか、一応の動機付けが設定されました。
とはいえ、ビューティがそういう過去からの因縁に縛られているかといえばそうでもなく、
父の後悔を解消したい・噂の破嵐万丈がどんな男か見たかった・万丈の境遇への同情
などが渾然となっている模様。
また12話あたりの言動を取るなら、ビューティは万丈の詳しい経歴は物語途中まで知らなかったようなので、父の事業に関しては知っていたかもしれませんが、万丈の事情に関しては、アシスタントになって以後の後付けだと思われます。
博物館で万丈らを待ち受けていたのは、変身能力を持ったメガボーグ・ネンドル。ビューティの父親に変装して万丈を捕らえたネンドルはダイターンを奪うが、戒めを脱した万丈はビューティを助け出し逆にデスバトルを奪って攻撃を仕掛ける、と敵味方のメカが入れ替わる面白い逆転展開。
ちなみにネンドルのカラーリングは、赤・青・黄+白の、ヒーロー色(笑)
ダイターンを取り返した万丈の前に、メガボーグへと変身するネンドル。ゴムのような体を持つネンドルにサンアタックをかわされる万丈だが、最後はサンアタックを乱れ撃ち、無数の光球を放つ事でネンドルを倒す。
最終回直前のビューティ回という事で割と万丈とビューティの距離感が近いのですが、それでも一線を越えない感じ。
というか結局、万丈がそれどころではない。
ビューティに関してもどちらかというと父想いの部分が前面に出されており、タイトルの愛は、男女の愛ではなく、家族の愛。
今更ですが、言い方悪いかもしれませんが、ビューティは、どうやらホステス気質であり、思い込みと覚悟をすり替えられるタイプなのだな、と色々と納得。