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コンレボ

最終話「君はまだ歌えるか」感想(長い)

ここまで色々と感想を書き連ねてきましたが、最終回はこの一点に集約されると思います。 「正義なんて幾らでもあると笑う、超人なんて子供の夢だと笑う、現実を変える事なんて出来ないと笑う。今わかった。俺がどうしてもあんたと戦わなければならなかった理…

これまでのあらすじ&第23話『怪獣と処女』感想

年内に最終回の感想を! というわけで気がつけば半年ぶりの『コンクリート・レボルティオ』感想です(^^; 全方位にすみません。半年ぶりという事で、放映時しっかりと書かなかった第23話の感想に加え、第2期を中心にこれまでの大雑把なあらすじからテ…

第23話「怪獣と処女」感想

センパイ、あっさり三十路を迎える。 さすがにキャラクター個々に持たせたテーゼ全ては統合できなかった感じが漂いますが、ここから最終回でどこまで拾えるか何とも言えないので、最終回見るまで色々保留。 それにしても、“悪とレッテルを貼り付けた存在によ…

『コンレボ』第22話「巨神たちの時代」感想(長い)

神化49年12月――超人が絡んだ過去の大事件の裏表を悪し様に描く映画『日本大予言』公開。立ち見客も出る大盛況の中で、笑美は爾朗の姿を見つける。 「あれが記憶なのか夢なのか、確証はなかった……」 ――4ヶ月前。倫子に借りた超人ヘルメットを被った爾朗…

『コンレボ』第21話「鋼鉄の鬼」感想

センパイ、心身共に袋だたき。 神化49年6月――里見顧問から逃げる元IQの女のシーンで、コブラステッキがうねうね動くという里見顧問の超人的能力が初描写。現時点では、里見自身が能力を持っているのか、マジックアイテムの使用者なのかはわかりませんが…

ジロウ対メカジロウ

『コンレボ』感想追記。 クライマックスが沖縄海洋博覧会で『ゴジラ対メカゴジラ』だった場合、輝子の女王人格(虎のぬいぐるみ)がキングシーサーの役割で、巨大星野隊員が出現するのか! というのを急に閃いたのですが、エンジェル仮面ジャイアントと被る…

『コンレボ』第20話「終わりなき戦い」感想

神化49年7月――超人課は米軍の要請により、東南アジアでの軍事行動に投入された後、日本の駐屯地から脱走した超人兵士ジョナサンの捜索に協力する事に。だが姿を消していた風郎太を仲介役に輝子に接触した爾朗は、「超人課は米軍に利用されている。ジョナ…

『コンレボ』第19話「推参なり鐵假面」感想

のっけから本編と関係ない話で入りますが、<メタルヒーロー>シリーズ中期以降の主要監督である三ツ村鐵治監督の「鐵」ってなんと読めばいいのか長らく疑問だったのですが、「鉄」の旧字だったのか。 「剣士ビーム!!」 「ビームとか、ありか?!」 時制は…

セイタカアワダチソウの秘密

wayさんからいただいたコメントに、「超人病は人為的なものではないか」という推察がありましたが、そういえば今作のアイデアの源流にあたる『ワイルド・カード』は、マンハッタン上空で宇宙人の手によるワイルドカード・ウイルスがばらまかれた事から超人が…

『コンレボ』第18話「セイタカアワダチソウ」感想

のんびりした次回予告に反し、ゲストライター2本を挟み、メインライターの手による前半戦と後半戦を結ぶエピソードで、内容てんこ盛りのぎっちぎち。 神化47年10月――妻を亡くし、娘と2人暮らしの平凡なサラリーマン若村は、護送車から脱走した犯罪超人…

『コンレボ』第17話「デビラとデビロ」感想

前回ラストの振りは2020年を見据えた世相ネタかと思いきや、地底深くに潜み超人を遙かに凌駕する存在が、続けて登場。まあこちらはマントルレベルなので、土地神とはまたカテゴリが変わってきますが。 その上で、人間が開発していたらたまたま地底人と出…

第16話「花咲く町に君の名を呼ぶ」感想

(そうだよな……人間の為ばかりじゃ、神様も寂しいよな) 神と人が祭を通じて交信する話にして、オリンピック(国スポ)と人造超人と凡人の矜持の物語。 この「オリンピックと超人と凡人の矜持」というのは、小説『神化三十六年』(會川昇)の背景になってい…

『コンレボ』第15話「宇宙を臨むもの」感想

女の戦い、勃発。 公式の来人推しに焦る笑美&輝子だが、爾朗の周囲に更なる女の影が! それは、目的不明の異星人狩りを続ける、元エンジェル・スターズのアラクネこと遙アキであった。 「「だってあの人、女には甘いから」」 甘いっていうか弱いっていうか…

『超人幻想 神化三六年』(會川昇)、読了

超人幻想 神化三六年 (ハヤカワ文庫JA)作者: 會川昇,團夢見,原作=BONES・會川昇出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2015/09/17メディア: 文庫この商品を含むブログ (9件) を見る 神化三六年三月――東京テレビ放送(TTH)のディレクター・木更嘉津馬は、生放…

『コンレボ』第14話「十一月の超人達」感想

まさかのレッド・ファイト。 がタイムリー過ぎましたが(神化46年10月は『レッドマン』放映前なので、『ウルトラファイト』の方?でしょうか)、それはそれとして、第2期冒頭から! 爾朗センパイと柴刑事がいちゃつきまくって! どうしろというのか!!…

答の出ない叫びをぶつけあって今 僕らが生きる意味へと変わる

◇『コンクリート・レボルティオ』 第13話 それはまあ、笑美さん的には「怒ってないから戻ってらっしゃい」になるわけです(笑) 色々と煽った末に辿り着いた爾朗の超人課退職のその時は、「訣別」ではなく「家出」だったという第13話。 ……いや勿論、これ…

悲しみのサイボーグ

◇『ワンパンマン』最終話 うーん……結局、もう一つ肌に合わなかったなぁ……。 凄く台無しな事を書くと、長すぎる戦闘が半分ぐらいだったら、もっと面白く感じた気がするのですが、個人的に幾ら動いても物語の乗らないバトルに面白みを感じないので、サイタマvs…

たった一人きり 君の存在が

◇『コンクリート・レボルティオ』第11話 なーんか、凄いの来たーーー! と思ったら、他にも色々凄かったー! 1期目ラストに向けてぐいぐい来て、あまりに盛り沢山すぎたので細かく触れるのは避けますが、色々あった中でも最高だったのは、柴刑事の 「みん…

若さ 若さって何だ

◇『ワンパンマン』8・9・10話 サイタマと無免ライダーを軸とした8・9話は、話もテンポ良く進んで面白かったです。やはりこれぐらい、キャラクターが絡んでくれた方がいい。また、これまで引っかかっていた、前座とクライマックスが分離しているという…

時の河

◇『コンクリート・レボルティオ』第9話 超人がテーマの作品において“超越者”を描くという、ある種の飛び道具でしたが、作品世界がぐっと広がって面白かったです。主体となっている物語とは全く別のレベルで、世界そのものを掘り下げるというのを、超大物ゲ…

どこの誰だか知らないけれど

◇『すべてがFになる』 第7話 英語での会話シーン(日本語字幕)などあったにしても、随分と作画を節約しているなぁ……と思ったら、まさか、弾けた笑いで走り回る犀川先生にリソースが注がれるなんて! 前回これまでの流れを一度整理して、いよいよ犀川先生…

空を越えて ラララ 星の彼方

『コン・レボ』の感想が段々長くなりつつありますが、適当な所でざっくばらんにする為、個別タグは付けない感じでというかストッパーかけておかないと大変時間を食ってキャパシティオーバーしそうなので……(^^; ◇『すべてがFになる』 5−6話 淡々と丁寧…

神化×忍法

『コンクリート・レボルティオ』、第7話はまだ見ていないのですが、第6話を見ていて今更ながら、退職後の爾朗のデザインは忍者入っているよなぁと思って(冒頭の浅草寺における追跡シーンとか、特にそういうイメージに見えます)、ちょっと確認。 『甲賀忍…

ヒーロー×ヒーロー或いは日曜夜は石川界人祭り

◇『ワンパンマン』 第6話 ある種ギャグの一貫であった市街地などの派手な破壊描写を、劇中での実際の被害として確定。合わせてサイタマの戦闘がアパートの周囲で騒ぎにならないのは、本人が気付かない内に怪獣・怪人出現のホットスポットとして立入禁止区域…

正義は味方じゃない 僕の絶対は 僕だけだから

踏み込み出すと色々と調べないといけなくて大変な事になりそうだったので避けていたのですが、今回は複雑でねじれたエピソードだったので今後の為にも少しほぐそうとしたら案の定長くなった為、本日はこれだけなので未見の方はすかっとスルーして下さい(^…

カモン・エクウス・レディ・ゴー!

◇『コンクリート・レボルティオ』第4話 畜生! 面白いな!(何故か床を拳で叩きながら) 大戦中に南太平洋の島で巨大怪獣に立ち向かうアメリカ超人軍団、という絵でもう面白すぎます。 そして過去から現在へ至り、第1話の前日譚を交えながら怪獣と戦う超人…

一気に色々

◇『コンクリート・レボルティオ』2−3話 一部特定趣味人の為の偏ったチューニングが、実に、素晴らしい(笑) 2話は會川昇の悪い所が出て、テーマ部分の語りたい事が強くなりすぎて物語の展開がやや粗くなってしまいましたが、3話は非常に面白かったです…

秋アニメ・色々1話

◇『鉄血のオルフェンズ』 ブランドコンテンツの新作第1話という事で、舞台設定などで新味を出しつつも、「戦争・政治・群像劇」という要素を丁寧にコース料理として提供し、“ガンダムっぽさ”を入れる事に心を砕いた、という印象。 個人的な好みで言うと、こ…